10.07.2009

第10回 ~中国の赤字看板に食いつく~

昨年、院試直後に中国へ逃げ出したときに思ったことだが、

中国に存在するあらゆる施設の表看板の多くが未だに赤字看板を主流としている。

赤字看板というのは、日本ではほぼ消滅した。

個人的に印象に残っているのは1959年の長崎水族館オープンのとき、

あの有名な建築家、ん、なんだっけな、忘れた。の、建物の上、

そう、赤字で長崎水族館って書いてあった。

おそらく1970大阪万博の入り口とか、鈴鹿サーキットとか?

赤字は高度成長の象徴だったのかも知れない。



・・・



とは言ったものの、

そもそも、中国の赤字看板という定義自体明確ではない。

例えばこれ、


西安駅の上にある赤字看板。

こんなのが典型。

軽く定義づけしよう。

①フォントが中文専用

②はりぼてっぽい

③何か浮いてるように見える

④必ずしも赤くなくても良い




なんだ、今回のネタ(笑)

自分で書いててバカバカしくなってきたのはサシブり。




・・・


続けよう。

このような看板が出現しやすいのは、

チケット売り場。



次の写真は吉林省の偽満州博物館のチケット売り場。


後ろ盾が心強くて浮いてる感じはしないね。





これは定陵のチケット売り場。

色は薄いが堂々と浮いてるw



あと、よく出現するのが城市とか書いてあるデパート類。





和服って、日本の服なんすかね?





これとか、入り口やけど、高すぎて誰も見てないって(笑)



さて、

こちらはカッコよかぁないっちゃけど、
近代的なビルのくせにてっぺんに赤字看板というブサイクの典型。

これは減点対象とすると、






これは加点か(笑)
何かアンバランスで、カッコカッコ悪い。


どうせカッコ悪いなら、

六村保の高速道路入り口みたいに・・・

ところが大きすぎてカコイが発生しとるやん
これはいただけません。




最近の赤字看板にはハイテクなものも出始めて、


夜になると光る。
但し、光り方が単純。



オリンピック中やったけん、街中に変なオブジェがウジャウジャしとったが、

ハリボテの虹からさらに赤字看板が生えてたり。



そう、オリンピックの時作った建物って基本最新のデザインなのに、




旧態的な赤字看板がついてとるんよね。
ダッセー。





あ、光った(笑)









・・・







散々ダサいだの古臭いだの言っときながら日本帰ってきて思ったことが。


赤くはないが、


大宮もハリボテだ。




オサレな街、桜木町も薄いハリボテだ・・・




そしてこないだ新築の新横浜駅も、小さいながら浮いてる看板。


実際日本も大差ないことが判明。

でもなんで中国はダサく見えるのか?

フォントのせい?

赤いから?

先入観か?

そう考えると、

いや、中文のフォントカッコいいかも。

ってか、漢字ってカッコいいよね。

ハハハハハ

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